疎との鳥 籠の禽
世界観設定
★単語説明★
●ニンゲン※人、と言う単語は無い
この世界で一番人口数が多い種族。強くも弱くもない生き物
平均寿命は七十歳前後であり、他種族から寿命が短いと思われている種族
●オオカミ
ニンゲンの容姿にオオカミの耳と尻尾を持ち、犬歯と鋭い爪を持つ、平均寿命三百年の長寿種族
ニンゲンをも喰らう捕食者と言うニンゲンを喰らう事のある種族の為、狩人に命を狙われる立場である
雑食なので、根本的には何でも食べる事が出来ていて、ニンゲンを喰らうのは一つの動物だと言う認識であるだけ
●ジンロウ
オオカミとニンゲンの混血種の事を指す
ニンゲンより強い身体を持ち、オオカミより劣る身体を持つ
見た目や身体能力に欠陥があり、オオカミとして生きる事が非常に難しい存在
オオカミからは「混じり者」と呼ばれる弱者で、大昔は蔑まれていた
●ニンギョ
海に住まう半人半漁の平均寿命百五十年の長命種族
半人半漁の姿の間は水の中でも呼吸をする事が出来る
ニンギョは海の中に自制している青緑色の珊瑚を一口大のサイズにし、それを食べると十二時間の間完全にニンゲンの姿になれる
ただし、ニンゲンの姿になっている間は声が出なくなってしまう為に、手話が非常に得意
手話が得意の為に実はニンギョであるとバレているのだけれど、他種族はそれに触れる事はない
大昔は長寿の薬になると言われて狩られていたが、今はニンゲンの法律でニンギョを狩る事が禁じられている
●狩人
遥か昔より、オオカミを狩る事を生業としているニンゲンの一族の総称
各地にいて、血族ではなく互いの認識がない事も多い
●赤ずきん
狩人一族の中で稀に猟銃を扱う才能がない者が赤い頭巾に身を包み、敢えて目立つ事でオオカミを呼び寄せる囮の事
●番(つがい)
オオカミ社会の夫婦。生涯に1匹のみ
●喰べる※狩猟に対しての表記
食事は食べる、獲物は喰べるで別扱いとなる
●ナワバリ
オオカミ一族が住まう森の事
ナワバリは〇〇領と呼ばれて、狩人以外は近付く事がない
●クマ
厄災の生き物と呼ばれる体長六メートルもを越す巨大生物
十数年に一度姿を現し、種族関係なく襲う危険生物