疎との鳥 籠の禽
木兎光太郎と飴玉
(すっげー美味い味っ惚れ薬って何味なんだろ?)
そんな事を考えながら彼女の口の中で少し飴を舐めたら、彼女にも舐めさせないといけないので、彼女の舌に飴玉を返した。
飴玉を受け取った彼女は木兎が溶かした分の甘酸っぱさがある唾液をコクン、と飲み、受け取った飴玉を舐めていた。
従順過ぎる彼女の行動。明らかに何時もと違う彼女なのだけれど、木兎は全く気にせずに彼女の腰を撫でながら悦に浸る。
(可愛い可愛いっ!俺の膝の上に座りながらキスして飴食べてる、可愛いっ!)
くちゅくちゅと彼女と舌を絡ませつつ、飴玉を舐め合っていく。
飴玉がかなり小さくなってしまうまで、没頭してしまい、木兎は慌てて惚れ薬の使い方を守る為に口を離した。
「泣きぼくろ好きっ」
くにゅり、と舌を入れて互いを舐め合う。
「おっぱいおっきくてマジ好きっ」
服の上からちょっと触りつつ、つまみ食いをする。
「気の強い所可愛いから好きっ」
甘酸っぱい唾液を味わいながら舐め合う。
「俺好み過ぎて好きっ」
小さくなり過ぎた飴玉を互いに舌で探して舐め合う。
「押しに弱かった所、滅茶苦茶可愛かったっ!好きっ!」
深く口付け合い、互いを求める様に舐め合う。
(おっけーおっけー!五つ言ったから俺に惚れちゃった)
気分良く飴玉を舐めていたが、飴玉はあっさりと最後まで溶けきって無くなってしまった。
飴玉が溶けた唾液を彼女がコクコク飲んでいるのを舌を絡ませながら、確認し木兎はちょっと残念な気持ちになっていた。
(美味しかったのに終わっちゃったなぁー、飴)
しかし食べ終わったのだから、彼女は木兎に惚れている。それならば良いか、と木兎は唇を解放してやった。
やっと木兎から解放された彼女なのだが、ポーっと木兎の事を見つめて大人しい。
キスをしている最中にちょっと胸を触ったのだが、怒らなかったのでつんつん指先で触ってみた。
「怒んない」
普段の彼女からからは考えられない事だ。見ているだけで怒るのだから。
惚れた男には彼女は好きなだけ胸を触らせてくれるんだと、木兎は軽く揉んでしまう。
大きい彼女の胸は木兎が思っていた以上に触り心地が良くて、触らせてくれる彼女に木兎は尋ねた。
「ねー、誰に胸揉ませてるか教えてっ?」
尋ねられた彼女は木兎の顔から自分の胸を揉む手を見て、もう一度木兎の顔を見て恥ずかしそうだが笑顔で答えた。
「光太郎」
苗字すら呼んでくれず、先輩としか言わなかった彼女がいきなり名前呼び捨てである。
惚れ薬の効果が出てると調子に乗って片胸を強めに揉みながら腰を引き寄せ、彼女の首筋にキスしながら木兎は尋ねた。
「何で俺に胸揉ませてくれるのっ?」
チュッと首筋にキスマークを付けて尋ねると、彼女は恥ずかしそうにではあったが、すぐに答えたのだ。
「光太郎が好きだから」
彼女が木兎の事を好きだと言った。
聞き間違いではないが、木兎は胸を揉むのを止めて、彼女の頬に頬擦りしながら尋ねた。
「ごめん、もっかい聞きたい」
「好き」
「俺の事っ?」
「うん、光太郎好きっ」
「もっと聞かせて〜っ」
「好き好きっ光太郎大好きっ」
普段の彼女がツンだとするならば、今の彼女はデレデレである。
木兎に抱きついて好きだと繰り返す彼女に、腰を撫で回しながら木兎も告白をする。
「俺もすんげー好きっ!初めて見た時に顔も身体も俺好みのドンピシャで、一目惚れしちゃったもんっ。あっ、勿論性格も中身も好きだからっ。でもおっぱいデカい子マジで好きだしっ。おっぱい揉んでいい?」
尋ねならがらも勝手に制服の上から揉んでしまうが、彼女は逃げ出さずに木兎に自分の胸を揉ませ続けた。
余りにも木兎が揉むのを止めないので、彼女は恥ずかしそうに言う。
「もうっ……まだ答えてないのに光太郎のえっち。でも、大好きな光太郎だから……特別だよ?」
「やったぁ!」
「好きだから、だよ……忘れないでね」
「うんっ、俺も好き好きっ」
彼女からのお許しが出て、楽しく揉んでいたのだが、ふと木兎は男の子に言われていた事を服の上から揉んでいる事で思い出すのだった。
◆
「お兄ちゃん、そのお姉ちゃんと両想いになったらそれでおしまいなの?」
「んっ?両想いになった後かぁ〜〜。まぁ取り敢えずおっぱいは毎日揉ませてもらうなぁ」
男の子に尋ねられ、木兎が馬鹿正直に言うと、少年は木兎に渡した飴玉の紫色の方を指さしながら、楽しそうに言った。
「お兄ちゃん、本当にお姉ちゃんのおっぱい好きなんだねっ」