【短編夢小説】高校生彼からの告白~黒尾鉄朗の場合~
- kululu0607
- 2022年4月15日
- 読了時間: 1分
「ねぇ、もし俺が付き合って、って言ったら付き合ってくれる?」
突然の黒尾の言葉に少し悩んでから、黒尾に負けず劣らずの笑顔で返答を返してみる。
「絶対に嫌」
拒絶の言葉にガクッと机に伏せる姿を横目に、私は続けた。
「からかってるっぽいから嫌」
本気の告白だとしても、誤魔化す様に軽い口調で言うのだから、信用出来ない。なので、お断りである。
「じゃあさ……」
今までの軽い口調から一転、低く男らしい声色に変わった黒尾に、顎をクイッと持ち上げられながらに、言われる。
「なぁ、俺と付き合ってくれない?」
巫山戯た顔もしていなく、本気で言っているのが一目で分かる黒尾の告白に、耳まで真っ赤に染まってしまうのだった。
(ギャップ攻撃なんて卑怯だ)
(2021,6,13 飛原櫻)



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